ぞうり取り
電車の中でふと思いついたこと。
秀吉がぞうり取りの時代、ふところに草履をいれて暖めたっていうのは有名な話。
それが出世の足がかりになったってことで、これまではその心配りが気に入られたんだろうって思ってました。
が、そうじゃなくて、自分の置かれた立場の中で精一杯の努力をしてたことが認められたんじゃないかなって。
彼の能力からすれば取るに足りない役柄だと思うから、不遇の時代と言えると思うけど、そうは捉えないで、自分の置かれた環境で精一杯努力したこと。それが認められたんじゃないかな。
どんな状況でも、その中で自分の精一杯の力を出し続けること。それも明るくね。
そっちの方が「気が利く」ってことよりも大きな魅力だったんじゃないか、と。
自分が単なる能力よりも、そういう物事への態度みたいなところを大切にするようになってきたから、そう思えるようになったんだろうね、たぶん。