思い込み
最近、通勤の電車の中で本を読んでます。
先週末、部屋を片付けたときに昔読んでいた本を発掘。
中学、高校、大学と呼んでいた本。今読んでいるのはその中から順番に選んでます。
今日は志賀直哉。
昔はそれほど面白いと感じなかったのだけど、今読んでみると引き込まれる。
多分、昔は「さあ、志賀直哉を読むぞー!」と気合を入れて読んでいたんだと思う。
「日本の文学」に立ち向かうつもりで、ね。
でも、全然そんなことはなくて、大衆文学ですね。
話が面白くて、時間を忘れるくらい楽しめます。
リアルタイムで読んでいた人は、わくわくしながら、楽しんで読んでいたんだろうなあ、と想像します。
今でいえば宮部みゆきとか東野圭吾とか、そんな風に読まれてたんじゃないかな。
今回のように勝手に自分でレッテルを貼ってしまったがゆえに、自分でつまらなくしているものって結構あるような気がする。
変な先入観や思い込みがなければ、面白い映画だったのに、とかね。
事前にいろいろと情報収集するのも必要なことだけど、自分がどう感じるか、を大切にしないといけないなぁ、と思ったりしました。
そのためには、直接自分で触ってみないとだめだよね。
食わず嫌いしているものにも積極的にチャレンジしなくちゃいけないね。